海外の凄いひとたちの歴史・・・その10
★アルフレッド・P・スローン
1923年のアメリカは、折から空前の自動車ブームにさしかかっていました。
この年に首位の鉄鋼業を抜いて、販売高が31・6億ドルに達した自動車産業は、はじめてアメリカ最大の産業となりました。
GM社長になったばかりのスローンの重要な任務は、まずこのブームに乗ることでした。
しかし、幸いなことに、GMはこの時すでに立て直し政策が完了していたばかりでなく、彼が打ち出した経営革新もことごとく実を結んでいったのです。
まず、スローガンが創設した分権的事業部制がうまく作動しはじめ、会社に活力を与えていました。
その結果確立されたシボレー、オールズモビル、オークランド、ビュイック、キャディラックの5大事業部は、相互に自立的に競争しつつも価格市場別に調整され、いわゆるフル・ライン・ポリシーが確立されました。